PC選びでWindowsにするかMacにするかは最初に立ちはだかる関門ですよね。
基本的には、医者を含め多くの仕事で使うPCとしてはWindowsがおすすめです。その理由は以前の記事でもお伝えしました。
↑ご興味のある方はご覧ください。
医者の仕事用PCとしてWindowsがいいという気持ちは今でも変わりませんが、私はこの度医者の仕事用としてのPCをMacに変更しました。
その理由を解説します。
私はこれまで医者としての仕事は約10年全てWindowsで行ってきましたが、写真の編集ではMacもそれ以上長い期間並行して使用してきました。
WindowsもMacもどちらも使用してきたので、両方の視点から説明してゆきます。
理由1 Macが魅力的
これは最大の理由です。
Macの魅力は多くありますが、その中でも私が特に魅力的だと感じる点を書いていきます。
MacBookはコストパフォーマンスに優れる
MacBookは効果であると考えている方が多いと思いますが、私はMacBookは非常にコストパフォーマンスの良いパソコンだと考えています。
MacBookの素晴らしい性能やディスプレイ、デザインを考えれば、この値段で販売されているWindows機は、私は見たことがありません。
正直、新しいPCに買い替えるに当たって理想的なPCはWindows機でMac Book Airの性能を持っているものでした。
しかし、同じような性能を求めるとWindowsでは簡単に30万円を超えてしまうので、もはやそれならMacでいいじゃんとなりました。
さらに、Macはリセールバリューが高いのも魅力です。Macは多少古くなっても高値で売れるので、少ない予算で新しいPCに乗り換えることができます。
PCは高いものを長く使うよりも比較的安価なPCを頻回に乗り換えた方が、PCの性能は高く維持できると思うので、リセールバリューが高いことはPCを選ぶ上で非常に重要だと思います。
このことは、以下の記事で紹介しているので、興味があれば見てみてください
ディスプレイが非常にきれい
MacBookの中でも値段の安いairでも2,560 x 1,664ピクセル、224ppiの解像度を誇ります。
そしてディスプレイの発色も非常に良く、色再現性も非常に良好で、ディスプレイは非常に高い完成度を誇っています。ウィンドウズのノートPCでこれほど高いディスプレイの性能を持ち合わせた機種は多くはありません。
あったとしても、MacBook Airよりあったとしても、30万円はゆうに超える非常に高価なPCとなると思われます。
CPUの性能が非常に高い
1番安価に購入できるMacBookは、MacBook Airの8コアCPU 8コアGPU 8 MBメモリのモデルになります。このモデルで2024年4月現在M2モデルであれば約140,000円で購入可能です。
WindowsのノートPCでこのスペックであると高いと感じる方もいると思います。しかしMacBookに搭載されているAppleシリコンは非常に高性能なCPUであり、この1番安いMacBook Airのモデルでも、動画編集等のクリエイティブな作業もサクサクとこなせてしまうパフォーマンスを有しています。このAppleシリコンこそがMacを持つ大きな理由と言えると思います。
またこのAppleシリコンは発熱も非常に少なく、MacBook Airにはファンは搭載されていませんが、ファンがなくてもそこまで高温になる事は無いため、安定した動作を保つことが可能です。むしろ、ファンがないと言う事は音も静かであり、故障の原因も少なくなり、さらにパソコン自体もコンパクトにできるため、非常に構成上有利です。
デザインが優れている
MacBookはエアもProも非常にデザインが洗練されています。シンプルな洗練されたデザインは、離れたところから見てもMacを持っていると言うことがわかるほど唯一無二の存在感があります。
有しているだけで満足感を得られるこのようなPCはMac以外、他にはないと思います。
明らかにMac Bookを意識した金属で作られた似たようなデザインのPCも他社から出ていますが、あくまで本家はMacBookであり、デザインの面でMacBookを有するということと大きな価値があると思います。
理由2 Macであるデメリットが気にならなくなった
これも大きな理由です。
以前の記事で紹介した仕事でMacを使うデメリットは以下の通りです
- Windowsを使っている人が圧倒的に多い
- Macで使えないソフトウェアがある
- 学会ではMacはPCを持参しないといけない
これらのデメリットがあまり気にならなくなったため仕事用のPCにMacを使うようになりました。
Windowsを使っている人が圧倒的に多い
これは、まず他の人との互換性の問題でした。
多くの仕事ではデータのやり取りが行われて様々なプロジェクトが完成します。医者では、学会発表や論文作成で他の先生とデータをやり取りしてブラッシュアップしていくことになります。
その中で、Windowsを使っている人が多い中、Macであると、同じWordやPower Pointといったソフトでも微妙なズレが生じる可能性があります。
この問題は完全に解消できたわけではありません。
しかしながら、Macが普及した今、多くのソフトでMacとWindowsの互換性は解消されていると思います。
Macだから上手くいかなかった・・・と思っている場合でも実際には設定など、互換性が問題ではないことも多々あります。
なので、これは問題が生じた際にその都度解消することにしました。
あとは、何かわからないことがある時に、Macを使っている人がいないと聞く人がいないといった問題もあります。
しかし、これについては今の職場で自分よりPCに詳しい人はいないし、自分で解決できるなと思いました。
あと、Macはインターネットに多くの解決策が出ていますし、Macはハードウェアとソフトウェアが一体ですから、Windowsのようにハードウェアの製品固有の問題なのか、ソフトウェアの問題なのか、分かりにくいことが少なく、検索しやすいのもメリットです。
Macで使えないソフトウェアがある
自分が一番懸念していたのは統計ソフトでした。
自分の大学で配布している統計ソフトでは簡単に調べたところWindowsで使用できるプロダクトキーしか配布していないと思い込んでいましたが、Macで使用できるものも配布されていました。
統計ソフト以外で、実際に大学で配布しているソフトの中でWindowsでしか使用できないものもあります(セキュリティーソフトとか)。
しかし、それらを自費で購入しても大した費用になりませんし、それ以上にMacを使用するメリットが高いと感じました。
学会ではMacはPCを持参しないといけない
これに関しては素直にMacを持ち込んで自分のPCで発表しようかなと思います。
自分の使い慣れた相棒で発表できるなんて、むしろいいじゃないですか。
学会場には、直前まで編集できるようにWindows機の時から当然PCは持ち込んでいますし、持ち込むこと自体がそこまでデメリットとは感じていません。
どうしても会場のPCで発表したい場合には、有している自分のWindows PCで確認してスライドにズレなどないことを確かめて発表しようと思います(推奨されている方法ではありませんが)
仕事の環境に変化をつけたかった
これまで約10年間、医者としての仕事はずっとWindows PCでおこなってきて、少し飽きてきたため、環境に変化をつけたかったというのもあります。
仕事環境に変化をつける方法としては新しいPCに乗り換えるのが多いと思いますが、新しいPCに変えても同じWindowsではあまり大きな変化はないと思い、Macに変えようと思いました。
新しいPCだからフォルダ管理とかも改めてちゃんとしようと思いますし、作業効率が上がるようなソフトやショートカットを探したりすることで、モチベーションの上昇にも繋がったと思います。
WindowsとMac、使っていて楽しいのは圧倒的にMac
元々、写真の仕事やプライベートではMacも使用していて、WindowsもMacも両方使っている環境でしたが、使っていて楽しいのは圧倒的にMacでした。
そして、これらのPCを1台に集約することで、出先で医者としての論文の仕事もできるし、写真の編集もできるというメリットも感じてMacに統合することにしました。
まとめ
仕事用PCをWindowsからMacに変えた理由を紹介しました。
実際、医者としてのPCをMacに変えて2ヶ月ほどが経ちますが、とても快適です。
これまで仕事をするためにPCを開くことが億劫になっていましたが、PCを開くことが楽しいので、仕事のモチベーションが大きく向上しました。
やはり、Windowsでないデメリットがある可能性もありますが、今のところ不便は感じていませんし、それを上回るメリットを感じています。
仕事用PCをWindowsとMacで迷っている方の参考になれば嬉しいです。また、最近、仕事のモチベーションが上がらない方は、PCをMacに変えて環境に変化をつけることも検討してみてください。
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