【医者×SFC修行】ANA上級会員についてと、なるまでにかかった費用・ルート・結論を公開

皆さんはSFC修行というのを聞いたことがあるでしょうか?

修行・・・っていうと山にこもって坐禅でも組みそうなイメージですが、SFC修行はANAなどの航空会社が加盟するスターアライアンスの上級会員であるSFC・スターアライアンスゴールドメンバーになるための修行のことです。いわゆる航空会社のお得意様になるための修行のようなものです。

このスターアライアンスゴールドメンバーを取得するためには、1年間に一定以上の飛行機に乗る必要があり、そのために飛行機に乗りまくることをSFC修行と呼びます。

ただ、会員になるためにアホみたいに飛行機に乗りまくるなんて、普通の人からすると頭がおかしいと思いますよね。でもスターアライアンスゴールドメンバーは、医者や会社経営者、海外に行くことが多い一流企業の会社員など、いわゆる準富裕層が多く取得しており、医者である皆さんも聞いたことがあったり興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

医者も国内外の学会で飛行機を使うことは少なくないため、興味を持つ方は多いと思います。

実際に頭のおかしい僕は数年前にSFC修行を行い、スターアライアンスゴールドメンバーを取得しています。今回はこのSFC修行と、医者におすすめかどうかについて、僕の実体験をもとにお話ししていきます。

スターアライアンスゴールドメンバーの特典

SFCになるとどんないいことがあるのか、まず解説していきますね。

優先搭乗

皆さんは飛行機に乗るとき、グループ1やグループ2の人が先に呼ばれて搭乗していくのを見たことがあると思います。スターアライアンスゴールドメンバーになると、このグループ2で優先的に搭乗できます。

少し早く搭乗できるため、落ち着いて上の荷物棚に荷物を収納できたり、ゆったり座席で待つことができます。

専用保安検査場

羽田などの大きい空港で、少し豪華で空いている保安検査場を見たことはありませんか?スターアライアンスゴールドメンバーになると、この専用保安検査場を利用できます。

検査が甘くなるわけではありませんが、混雑しているときでも待ち時間が非常に短くなるためストレスが減ります。

手荷物の優先返却

飛行機が目的地に到着した際、ベルトコンベアから早めに荷物が出てくる人を見たことがあると思います。スターアライアンスゴールドメンバーになると、荷物にプライオリティタグがつき、優先的に返却されます。

目的地に着いた後、早く移動を開始できるのが大きなメリットです。

スターアライアンスグループのラウンジ利用

空港にはさまざまなラウンジがありますが、航空会社のラウンジはカードラウンジより豪華です。スターアライアンス加盟会社の便を利用すると、そのラウンジを利用できます。

クレジットカードで利用できるラウンジはソフトドリンクのみが多いですが、航空会社のラウンジはお酒や軽食も充実しており、フライト前の時間をゆったり過ごせます。

キャンセル待ちの優先

あまり期待していなかったのですが、実際に使う機会が多かった特典です。

ANAのマイルを使って特典航空券を予約しようとすると、人気路線はすぐ埋まってキャンセル待ちになることがあります。キャンセル待ちの際、スターアライアンスゴールドメンバーだと優先して枠が回ってくることがあり、僕もこれでヨーロッパに特典航空券で行くことができました。

SFC修行について

続いて、この会員になるための「SFC修行」についてです。
修行て・・・と思われるかもしれませんが、結構厳しいので「修行」と呼ばれる意味をわかっていただけると思います。

プレミアムポイントについて

スターアライアンスゴールドになるには、1月1日から12月31日までの1年間に5万プレミアムポイントを取得する必要があります。

お金ではなく、飛行機で移動した距離と運賃に応じて付与されます。

倍率のポイント
・国内線:2倍
・アジア、オセアニア国際線:1.5倍
・ビジネス、ファーストで増加
・早割など安い運賃は減算

詳細はANA公式サイトが最も確実です。

5万ポイント取得に必要な金額

プレミアムポイントは距離や運賃によって変わるため、コスパよく稼ぐ必要があります。

世の中には、可能な限り安く達成するためだけに全力を注ぐ「変態」レベルの修行僧が存在します。うまく航空券を取り、休みを調整できれば25万〜30万円台で達成できます。

しかし、実際には予定変更が多い医者の場合、
・予約変更可能な運賃
・短期間集中
を選ぶ必要があるため、50万円以上、場合によっては100万円以上かかることも珍しくありません。

飛行機に乗る行為自体が苦痛になってくるため、修行する人を「修行僧」と呼びます。

修行方法

国内線は2倍、アジア・オセアニアの国際線は1.5倍と効率が良いため、人気の修行先は以下です。

国内
・羽田ー那覇をひたすら往復

海外
・シンガポールタッチ
・シドニータッチ

これね、せっかく行くから現地で泊まって楽しめばいいじゃんとか思うじゃないですか?現地で泊まったり楽しむとお金も時間もかかるので、多くの人が飛行機を降りたらすぐ帰りの飛行機に乗って帰ってくるんです。

空港から出ず、到着してそのまま帰りの便に乗るという常人では考えられない行動です。

5万ポイント取得後は?

達成するとANAプラチナ会員になり、1年間スターアライアンスゴールドとほぼ同じ特典を受けられます。

その1年の間に特定のANAカード(SFCカード)に加入すれば、カードが有効な限りスターアライアンスゴールド資格が継続します。

家族カードも同じ資格となるため、家族も同じ恩恵を受けられます。

僕のSFC修行体験

僕のSFC修行の経験を書きたいと思います。本当に辛かった・・・今でも思い出すと涙がちょちょぎれる経験です(嘘)

そのくらい、もう一回はしたくありません。

修行にあたり重視したこと

医者になってから修行を行ったため、忙しく、緊急で予定が変わることも多くありました。

そのため、
・できるだけ短期間
・予定変更時にキャンセルできる運賃
を必須条件にしました。

実際の修行プラン

羽田ー那覇間のプレミアムクラス往復を中心に行いました。
便数が非常に多く、1日に3往復もできるため短期間でポイントを稼げるからです。
1日に沖縄に3回も行くとなると頭が変になります。

たまに気分転換で、
羽田→那覇→札幌→羽田
という三角跳びも行いました。

秋田や福岡などへ仕事や旅行で行った分も積み重ね、5万ポイントに到達しました。

修行はどうだったか

まず、羽田ー那覇を2日間で3往復するという過酷なスケジュールが中心でした。

プレミアムクラスは食事やお酒も出てシートも広く快適なはずなのに、実際は本当にしんどかったです。

・那覇に着いた瞬間、すぐ折り返す
・足がむくみパンパン
・シャンパンを飲み続けてベロベロ
・機内食を食べ続けてお腹パンパン
・映画もすぐ見終わる

那覇空港には修行僧の聖地「空港食堂」があり、30分の滞在でも沖縄料理を詰め込んでいました。

修行僧たちはお互い会話をするわけでもないけど、ずっと同じ飛行機になるので顔見知りになり、なんとなく会釈をする関係になります(笑)CAさんも修行僧は見れば修行僧と分かるのか、他のお客さんには「ご搭乗ありがとうございました」というのに、修行僧には「お疲れ様です」と声をかけてくれます。

三角跳びでは、
沖縄の暑さ → 札幌の寒さ
を数時間で経験し、普通に体調を崩しそうになりました。

これを読んでいただくと分かるように、飛行機好きでも普通に辛いです。お金を払って苦行をするのがSFC修行です。

医者にSFC修行はおすすめか

ここまで見ていただいて薄々勘づかれていると思いますが、医者にSFC修行はおすすめしません(笑)
その理由を書いていきます。

理由1 コスパが悪すぎる

僕は最終的に100万円以上かかりました。

海外便を多めに組んだり、変更不可の航空券を選べば安くできますが、医者の仕事では現実的ではありません。

理由2 それほど恩恵を受けられない

医者が仕事で飛行機に乗るのは年に数回程度。

プライベートではポイントでアップグレードすることが多く、結局ラウンジや優先搭乗は別の方法で受けられます。

年に数回のために100万円は高すぎます。

理由3 修行が普通に辛い

足はむくむし、二日酔いになるし、太ります(僕の場合)。
さらに休日はたくさん潰れ、もし年末に5万ポイントに届かなければ全てが無駄です。

医者の忙しさと修行は相性が悪すぎます。

まとめ

この記事では医師のSFC修行について、僕の実体験をもとに紹介しました。

結論として、医師にSFC修行は必要ありませんし、おすすめもしません。
そのために使う100万円と時間を、投資や旅行のアップグレード、生活改善に回したほうが圧倒的に有意義です。

ただ、ストイックに自分を追い込みたいタイプの人であれば、修行を経験してみるのも一つかもしれません。
その際には、この記事をぜひ参考にしてください。

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